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Apple IDを使わずにipadを管理する方法

2021年7月28日 /マージBLOG、ITインフラ整備
おはようございます。
ネットワーク、サーバ等のインフラ構築を担当している桑野です。

お客様から「企業内(学校内)で複数台のipadを使用したい」といったご要望を頂いた時に、MDMを使用した時の記録です。


MDMとは「Mobile Device Management」の略であり、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを管理するシステムのことです。


iPhone・iPad・Android端末などの普及に伴い、どのように管理するかが課題となっていました。その解決策の1つがMDMという管理手法です。企業のセキュリティ強化だけでなく、デバイスの運用・管理を効率化します。




代表的なMDMとしては以下のものが挙げられます。



最初に、お客様のところでiPadの初期設定を行った際、AppleIDの作成を要求されました。
AppleIDは2ファクタ認証が必須のため、電話番号が必要となります。

今回のお仕事では電話番号を使いたくなかったため、AppleIDを使用した一括管理ができないといった事態に直面しました。



会社で使用するipadに、個人の電話番号を登録するのも不安ですよね。


解決策および、今回使用したMDM

そこで今回使用したのが、macOS Server内のプロファイルマネージャという機能です。
(macOS Server サポートサイト:https://support.apple.com/ja-jp/macos/server

・電話番号を使用したくない
・なるべく予算を抑えたい
といった方にお勧めです。

プロファイルマネージャを使うにあたって必要なものを、以下のリストにまとめました。


  • ● mac一台
    管理用のmacを用意します。

  • ● macOS Server(2400円)
    管理用のmacにインストールします。この中にプロファイルマネージャが付属しています。

  • ● 管理をしたいipad
    一括管理用のデバイスを用意します。(iOS系ならどれでもOK)

  • ● appleビジネスマネージャー もしくは appleスクールマネージャー
    企業内で使用する場合はビジネス、教育機関で使用する場合はスクールを選択します。



月額費用が発生するMDMが多い中、コストを抑えて運用できる点がプロファイルマネージャの強みです。

弊社ではプロファイルマネージャのほか、CLOMO MDM、mobiconnectの実績がございます。
お困りのことがあれば、マージシステムへお問い合わせください。
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